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超探偵事件簿 レインコード クリア感想(ネタバレあり)

超探偵事件簿 レインコード クリア感想(ネタバレあり)

プレイ期間2023/08/28〜2023/09/29
プレイ時間
語らい未回収
初回特典小説も未読

 

というわけで、クリアしてきました!
ダンガンロンパのチームが手掛けた最新作ということで、ダンロンファンの私は発売前からとても楽しみしていました!!

していました!!………が。

正直かなり惜しい……!!惜しい……!!!惜しい〜〜〜〜〜〜!!!の連続だったので、少し辛口というか正直な心の叫びが飛び交いそう(笑)
とはいえ、面白くなかったわけじゃないので、いい点も踏まえつつ、感想を書き殴る……けど7割愚痴かもしれん、ごめん(笑)


というわけで感想〜!

 

グラフィック関連
とても綺麗だなあと思いました。人物のグラフィックも、キャラデザを美麗に表現されててとても感動しました。特に謎迷宮では一番目立つ死に神ちゃんのグラフィックは相当力が入ってるんだろうな〜というのがよくわかるほど(笑)、よくできていたと思います。
人物もさることながら今回舞台になったカナイ区も、アングラでギラギラなネオンに包まれた怪しげな街としてかなり良くデザインされており、見て回るのはとてもとても楽しかったです(ただ相当気合が入っているためかめちゃめちゃ入り組んでおり、特に一番行動するであろうカマサキ地区はマップ自体もかなり広めなのに縦に3層構造になってて立体的なため、目的地に行くのに終盤まで迷いました……)
たまに現れる調べられるスポットは、ユーマくんの能力を上げるポイント加算があるため、探すのは結構楽しかったです。
今回の目玉である、謎迷宮も目を引くド派手で奇抜なビジュアルで、とてもインパクトがあってよかったし、アトラクション感があって、ワクワク出来たのはよかったです。
あと、立ち絵というか、シナリオウィンドウの横にでてくるキャラの表情の豊富さが思った以上にだいぶすごくて感動しました。ありとあらゆる細かい表情の機微を網羅してるので表情がくるくると変わるキャラへの感情移入や愛着も持ち易くて大変良かった点だと思います。
3Dグラフィックのほうも確かに某グラフィックを売りしてるタイトルに比べたらだめだけど、細かい表情とか漫画的な表現はクオリティが高くて満足でした!みんな表情豊かすぎて大変よかったです!

キャラクター
とてもよかった!ユーマくん死に神ちゃんをはじめとしたキャラクター全員がいい意味でこの独特の世界観にマッチしており、この辺りのキャラクター作りはさすがあのダンロンチームだなあと思いました。
死に神ちゃんはその言動と行動とテンションのせいで好き嫌いがだいぶ別れるキャラクターだとは思いますが、まあダンロンの独特すぎるキャラクターたち(褒めてます)に慣れてる人なら、まあこんなの居るよね〜〜、とあっさり受け入れられるんじゃないかな。ふわふわバージョン(幽体?)もかわいいバージョン(実体?)もどっちもかわいい!!
カナイ区で出会うヤコウ所長をはじめとする探偵事務所の超探偵たちですが、一癖も二癖もあって大変いいキャラクターばかりで、とても好感が持てましたし、これから一緒に事件を解決していくのだなあと思うとワクワクしました。ヴィヴィアさんが特にアンニュイな雰囲気で一見やる気がなさそうなのに、潭亭としてはとても有能でしかもユーマくんや仲間たちを思う優しい心まで持ち合わせているというギャップにやられてしまいましたね…!一見不審人物ですが、とてもかっこいいです。いやみんな素敵だったけども。
事務所組もさることながら、0章の列車に登場する5人の超探偵達も、まさかこのあと速攻退場する(笑)とは思えないくらいキャラが立っており、いや、ほんまに速攻でいなくなりすぎてもったいなさすぎる!ジルチくんとメラミさんに至っては超探偵能力を発揮することもなくだよ!?そんなことある!?って思いました。いや、私は実はあの5人は生きていて、いつかユーマくんと一緒に事件を解決してくれると信じています…!

シナリオ
0章〜5章までで、ボリュームははっきりいってちょっと不足。というか、ボリュームはまあ、少なくないのかもしれないんだけど、展開的に物足りない感じが多くありました。

0章は、ユーマくんと死に神ちゃん以外まさかの全滅という衝撃展開で、いや、これはかなりの衝撃だった……!いや、クリアはしてしまったけど、私はまだあの超探偵たちが生きてると信じてるし、話したのはほんの少しだがみんな面白そうなキャラクターだったもの……!!いつか一緒に事件に挑めると信じてるー!!

1章は、ハララさんとバディを組んで、カナイ区での初事件!ハララさんがキャラクター的にも探偵能力的にも有能すぎてかっこよかった!密室の謎を解いていくのはワクワクしたし、謎が解けて事件の全容がだんだんとはっきりしていくのも面白かったです。ただ、完全にぽっと出のモブが起こしていた事件なので、どうしてもダンガンロンパの学級裁判などと比べて感情移入出来なかったのが残念だったかな。

2章はデスヒコくんと!デスヒコくんもま〜〜〜〜〜良キャラで、なんかもういるだけで楽しくなるようなキャラなので一緒にいてとにかく楽しかった!フブキちゃんとの漫才も面白いし(笑)しかし事件は思ったよりシリアスで、少し切なかったな。だけど、2章に関しては情報多すぎたのでなんとなく先は読めたしトリックもわかってたんだけど、解けるにつれて、ああ〜〜〜これは……悲しい……となりながらプレイした思い出。デスヒコくんの能力、変装もかなりユニークで、こんな方法で調査をすることになるとは…!?と思いつつも面白かったです!しかしまあ今回もモブが起こした事件だったので、あ、今作はこんな感じなのかなー?って察したんだけど、やっぱり感情移入が……という感じでした。

3章はフブキちゃん。いやもう第一印象から絶対面白いと思ってたけどやっぱり面白かった!シナリオ自体も、事務所である潜水艦を沈められて仲間の安否がわからない状況かーらーのレジスタンスに拉致られるかーらーのテロ犯殺人犯として指名手配かーらーの真のテロ犯との時間制限付きの対決ということで、かなりスリルのある展開で面白かったです。そしてフブキちゃんの有能過ぎる探偵能力。めちゃくちゃめちゃくちゃお世話になりました(笑)いやあの爆弾解除パズル難しすぎるし突然のQTEもきついよフブキちゃん大活躍だったよ(笑)そして、ユーマくんがはじめて心から許せないと思った犯人との対峙だったので、なかなか印象深かったです。

4章は、待ちに待ったヴィヴィアさんとバディが組める〜〜!!とワクワクしてたんだけど、ヴィヴィアさんのやる気のなさに、えええ〜〜……てちょっとテンション下がってたけど、真相がわかってみれば、ヴィヴィアさんのヤコウ所長やユーマくんに対する思いが……!!優しい……!!ヤコウ所長に関しては、最初は事件=モブが犯人という思い込みがあったので、まあ今回もミスリードでヤコウ所長に疑いがかかってるだけなんかな……って割と謎迷宮中盤まで思ってて、真相がわかったときはとても驚いた……ぐえええええそこからの展開はも〜〜〜〜〜熱いやら切ないやら悲しいやらで怒涛の展開だったけれど。ヤコウ所長好きだったので残念に思う気持ちも大きいけど、これからヤコウ所長の意志を継いで、みんなで、カナイ区の闇に迫っていくのだと思っていた頃が私にもありました……。(おや……?)

そして5章。怒涛の展開が続きました。まずこれからみんなで事件を解決だー!と思ってた事務所の仲間たちが消えます。突然ユーマくんと死に神ちゃんとクルミちゃんの3人にされます。事務所の仲間たちが大好きだった私はまたもどってくることを信じていたけれど、謎迷宮に突入したあたりで、アッこれもう戻ってこないな、とようやく察してガン萎えしました……。だってせっかくみんな好きになったのに、出てこないってどういうこと!?!?みんなで謎を解き明かしたかったよ……ユーマくんと死に神ちゃんの二人にすることで唯一無二のコンビ感を出したかったのかもしれないけど……やたら今回で最後!とか言うし、ええええええ……最後なら尚更みんなで解決したかったんだけど……?って正直ストーリーそっちのけで不満が出てしまい、ちょっと集中出来なかったのが本音です。
5章の展開自体はとても面白くて、ユーマくんの正体、マコトくんの正体、カナイ区及びカナイ区住民の正体にはかなり驚かされましたし、ユーマくんの最後の決断からの死に神ちゃんとの別れは切ないものがあったし(とはいえユーマくんはあそこで一人で脱出を選ばずに、マコトくんが謎迷宮を消してくれるのを死に神ちゃんと待っていてほしかったんだけどな…)面白くはあった、あったんだけどな〜〜〜〜これをみんなで解決したかった。ユーマくんが記憶を失う前は、一人で事件を解決していたというのなら尚更、事務所や事務所外の今まで関わってきた人すべての力を借りてみんなで解決とかだと最高に盛り上がったんじゃないかな……と勝手に思ったりなどなど。まーやっぱり好きだった事務所のみんなが強制退場させられたのが気に食わないんだなと思う。だって全員と絆深めてこれから…!と思ってたところだったから……。

そしてエピローグ。とても信じられない真相だったのにカナイ区住民全員がそれを受け入れて前向きに生きてて、周囲もそれを割と好意的に受け入れようとしている……という感じの流れでさすがにリアリティないな……とは思ったけど、まあダンガンロンパシリーズのエンディングも大体ぶっ飛んだオチが多かったのでまあこんなもんやろな……と納得。そして仲間たちとの突然の別れ……いや〜〜〜〜〜もっともっと一緒に事件解決したかったのに……なんでこうなったんや……?っていう気持ちしかなかったです。なんだか満足感のないエピローグでした。

ここまで書きながら考えていたんだけど、レインコードは、ユーマくんと死に神ちゃん以外章ごとに完全に登場人物が入れ替わる(バディを組む仲間の探偵も、対立する保安部の敵も、事件に関わる人物もすべて)ので、せっかく好きになっても短い章の間しか出てこなくて、章が変わったらほとんど出てこなくなるんだよね。ここがなんかもうもったいない。
あれだけ個性的で独特で絶対好きな人には刺さるキャラクターがまさかの使い捨てってのが本当にもったいない。対立する保安部員だって個性的なキャラクターがいっぱいいて面白かったのに、ほとんどが1話完結でその後一切再登場しないし、なんかもうキャラの使い捨て感が強すぎて、ダンガンロンパシリーズから、その個性的なキャラクター作りが評価される点でもあったはずなのに、もったいなさすぎて……!!
今レインコードのポップアップストアとかやるらしいとネットで見たけど、キャラグッズ売りたいならもっとキャラクターの魅力を伝えて欲しいし、もっとキャラクターと関わらせてくれ〜〜!!と本気で叫びたい。まあそこはDLCで……って感じなのかもしれないけど、そもそも本編で足り無さすぎるわ。本当に最後は探偵事務所VSアマテラス社総力戦とか期待したのにな……なんかほんともったいない。よかっただけにもったいないのよほんと……。

シナリオに関してはほんとかなり不満があるのでツラツラと書いてしまったけど、面白かっただけにもったいない!!という気持ちが強く……まあ今回は第一作目なので、これからシリーズが続いてくれて、ダンガンロンパとは違ったジャンルを楽しめることを願いたい…。


謎迷宮及び推理アクション関連
これはやっぱりさすがダンガンロンパチームということで、かなり面白かったです!(まあいらんな……と思うところがなかったとは言えないけれども)
まず、謎を具現化した、という言葉に偽りなしと思うほど演出が面白くド派手で、これからこの謎を解き明かしていく!というワクワク感がいつもあって楽しかったです。
ダンジョンもそれぞれの事件を元にした演出が多く、やっぱりこの辺を売りにしてるだけあって大変満足出来ました。

推理デスマッチ
ダンガンロンパシリーズでいうところのノンストップ議論に当たるミニゲームなんだけど、結構いろんな操作を要求されるので慣れが必要かなと思いました。あとゆっくり相手の言い分も聞きたいのに、発言を避ける必要があり、その間にお邪魔な言葉も飛んできてそれを弾いたりしないといけないので、集中出来ずに、なんの話やこれ?となることもしばしば。一応仲間がガードしてくれる救済もあるけど、大体一回の攻防で使い切ってまたゲージが溜まるまで避けながらまたないといけないのであんまり意味はないかな……。解鍵というダンガンロンパでいうコトダマみたいなものをセットしたつもりが違うやつになってたりなどして結構手間取ったりするのでアクション下手な人ちょっと嫌になるかも。

死に神ちゃん危機一髪
ダンガンロンパでいうところの閃きアナグラムみたいな感じかな?こういう答え決まってるものの単語を当てる?のってかなり苦手で、表現としてはわかるのに単語が出てこなかったり私が思ってた単語と違ってたりとかで結構イライラするので、でてくる度にちょっとげんなりしてました。とはいえこれはこういう言葉当てゲームにしてはかなり簡単な部類だとは思うから私がアホなんだと思うんだけど。

大進撃死に神ちゃん
これは結構楽しかったです。タイミングに合わせて真犯人の最後の悪あがき、言い訳を文字通り打ち砕いていくのは爽快だった。いわゆる最後の砦を本当に具現化してそれを打ち破らせるという発想を考えた人は本当に天才だなあと思う。

超推理フィナーレ
いわゆるおさらい穴埋め漫画で、ダンガンロンパシリーズの名物の一つ。まあ事件の流れを犯人に突きつけて真犯人はお前だーー!!ってするやつなんだけど、まじで本当に最初から説明するので、結構ちゃんと聞くとかなり時間がかかるしまあ今まで事件の謎解いてるからこっちは全部わかってるから今更説明しても……と思いつつもシリーズの名物だから、やっぱりダンガンロンパ感あって私は好きだなとは思う、聞くのめんどくさいけど。

他にも、突然(本当に今し方普通に喋ってたのに突然)QTEが求められたり、推理アクションゲームに違いないアクション性を求められるので、ただのADVと思って始めたらあまりにもアクション求められるのでびっくりするかも。私はQTEがとても苦手なので、聞いてないよー!ってちょっとしんどかったりもしたけど。でもある意味緊張感があるのでそれはそれとしていい演出だったかもしれない。

ロードについて
爆遅と悪名高い今作のロードですが、はっきり言って遅いです。しかも世間の評判通り頻繁に入る、特に推理デスマッチ前に入るロードはあまりにも長い+画面が止まったりするので、フリーズか?って何度も何度もヒヤヒヤします。しかし私がそのまでロードが気にならないタイプなので、あまり気にならずプレイ出来ました。(まあこれはあくまで私だからかもしれんが……)


そんな感じ!!

とりあえずここまで書いてきたけれど、蓋を開けてみれば、登場するめちゃくちゃ楽しめたしみんなのこと好きになれたし、それゆえに残念な部分がどうしても出てきて、期待しちゃってた自分も悪いのかもしれないけど、やっぱり最後まで事務所のみんなと謎を解きたかった。なんか本当にもったいなさすぎるので、もし次回作があれば仲間の探偵は変えずに、今のままでいいので、ハララさんデスヒコくんフブキちゃんヴィヴィアさんとまた事件を追いたいです……。と言いつつ、ユーマくんと死に神ちゃんが再会できるのか…?とも思うし……いやなんとかして!次回作よろしくお願いします!

一応DLCはヴィヴィアさんとヤコウ所長のだけ購入してみて、面白ければ全員分やりたいなと思ってる。
語らいも未回収なので、見たらまた感想を書きにくるかも……うーんわからないけど。

とりあえず、超探偵事件簿 レインコード、いろいろ思うところもあったけれど、面白かったです!!

そんな感じ!ではまた!